厚生労働省研究班のピロリ菌についての研究について
厚生労働省研究班の疫学研究にて、ピロリ菌と胃がんの関係について調査研究を行いしました。
研究結果の要旨は以下の通りです。
1)ピロリ菌感染者の胃がんリスクは、非感染者の5.1倍に上る。
2)ピロリ菌陰性と判定された人でも、過去に感染した事のある「隠れた陽性者」を含めると、感染者の胃がんリスクは感染した事のない人の10.2倍になる。
3)慢性萎縮性胃炎を患っている人の胃がんリスクは、健康な胃を持っている人の3.8倍になる。さらにピロリ菌に感染していると、胃がんリスクは10.1倍に上る。
これを見ると、ピロリ菌に感染している人では、ピロリ菌に感染していない人よりも胃がんになる確率が高くなります。
またピロリ菌が陰性だと判断されても、過去に感染している人は胃がんのリスクは同じように高くなります。
そして、慢性萎縮性胃炎になっていて、なおかつピロリ菌に感染している人の胃がんリスクはかなり大きいです。
次は、ピロリ菌の胃がんへのプロセスと、その影響について考えてみましょう。

