ピロリ菌の研究とは?
厚生労働省研究班が行ったピロリ菌についての調査研究は、全国の保健所の管内に棲んでいる40歳から69歳までの男女約4万人を対象に行われました。
この4万人から血液の提供を受けて、ピロリ菌の感染の有無を調べ、そして平成2年から15年間追跡調査を行いました。
この15年間で、胃がんにかかった人と胃がんになっていない人の2つのグループに分けて、それぞれピロリ菌の有無を調べました。
この中で、512人の人が胃がんになり、この512人のうちでなんと94%の人にピロリ菌に感染していました。
この結果から、ピロリ菌感染者の胃がんリスクが計算されました。非感染者と比べると、ピロリ菌感染者の胃がん罹患度は、なんと5.1倍になりました。
この数字の大きさから、ピロリ菌と胃がんには深い関係があると証明されました。
これが近年、ピロリ菌が注目されている原因です。

